Q. 相談内容

クレジット6社から400万円を借りている。
「ローンを一本化するために…」と、ハガキが来た。
「データーを取るため」と言われ、サラ金2社から60万円を借入れさせられ、指示に従って送金した。
サラ金から返済請求が来たので、相手に電話したら連絡がつかなかった。
警察にも相談に行ったが、戻らないと言われた。

A. 回答

振り込め詐欺と思われる。
基本的な問題である「多額の借金の解決を図る」ことが先決。専門家(弁護士・司法書士)に相談を。
相手を特定できるだけの情報はないので、警察の言う通りお金が戻ることは難しい。
安易に借りて返す方法は、負債額が減るわけではなく、根本的な解決にならないので、上手い話や怪しげな話は断固断ること。

※ワンポイント

【多重債務の4つの解決方法】
〇任意整理
裁判所などの公的機関を利用せずに貸金業者などと話し合い、利息制限法に基づいて借金の減額などの交渉をする。一括弁済、分割弁済もできる。ほとんどの場合、弁護士などの法律の専門家に依頼する。
〇特定調停
債務者本人が簡易裁判所に調停申立をすると、調停委員が借り手と貸し手の間に入り、和解交渉を斡旋してくれる。この場合も利息制限法で借金を減額、一括弁済か分割弁済を交渉する。
〇個人再生手続き
負債総額が3,000万円以下で、定期収入が見込める場合、借金の一部の返済計画案をつくり、裁判所に認めてもらったうえで計画通り返済が終われば残りの借金が免除されるというもの。自己破産と違い、住宅を維持しながら債務整理ができる。
〇自己破産
任意整理が困難なほど多額の借金を抱えてしまった場合の最後の手段。破産宣告を受けただけでは借金は、免除されない。免責を申立て、裁判所に認められて初めて支払い義務がなくなる。この免責は無条件にもらえるわけではない。

※回答者

弁護士 佐藤 豊