Q. 相談内容

母が、お金を振り込むために銀行に行ったら、窓口で運転免許証の提示を求められた。
母は免許証を持っておらず、他に身分を証明するものを何も持っていなかったので、窓口で受け付けて貰えずに仕方なく帰ってきたとのこと。
急ぎの振り込みだったのに大変困ったと言っていたが、本人確認とはどういうものか。

A. 回答

金融機関では、平成19年1月4日以降、10万円を超える現金送金などを行う際に、金融機関に対し送金人の本人確認等が義務付けられている(「本人確認法」、なお、平成20年3月1日以降は「犯罪収益移転防止法」に基づく)。
これは、マネー・ローンダリング、テロ資金対策のための国際的な要請を受けてのもので、本人確認を強化することにより、金融機関を通じた不正な資金の移動を抑止する効果を生み出すことを目的としている。
本人確認書類としては、個人の場合は運転免許証、旅券、健康保険証、国民年金手帳などがあるが、顔写真のない証明書の場合は、複数の証明書の提示を求められる場合もある。
なお、この本人確認は、不動産の売買契約締結や所有権移転登記の際にも義務付けられることになった。

※回答者

司法書士 北川哲男