2016年11月25日
中央労福協第7回加盟団体代表者会議
11月25日(金)日暮里ホテルラングウッドにおいて、第7回加盟団体代表者会議が開催されました。
本会議には、労働団体、事業団体、地方労福協の各代議員が参加し、昨年提起された
2年サイクル活動方針の中間総括と後半の1年間の活動の補強案を協議するものです。
はじめに神津里季生会長は、「奨学金問題の取り組みについては、これまでの取り組みにより
一歩前進が図られたと認識している。
しかしながらまだその先にも高い山が続いており、いま取り組んでいる活動を通じて世論を喚起し、
大きな運動にしていくことが必要であり、何としても成果を勝ち取っていきたい。
また、貧困・格差の是正と困窮者自立支援の問題については、活困窮者自立支援制度がスタートして1年半が経過をしました。
各地域において自治体の取り組みを情報収集・検証し、次へのステップアップにつなげていただきたい。
そして、私たちが取り組んでいるライフサポート活動も、生活困窮者自立支援制度や様々な団体とのネットワークを広げて、
働く人・地域の人たちの拠り所としての機能を強化していく取り組みに、それぞれの地域でお願いをしたい。
私たちは「2020年ビジョン」において、お金やGDPでは測れない価値を重視し、人と人とのつながり・絆が大切にされ、
貧困や社会的排除を許さない社会を展望しています。
社会の分断や孤立が広がる中で、今こそ、「連帯・協同」に価値を置く協同組合や労働組合が手を携えて真価を発揮し、
社会を変えていく時です。
これからの1年間、「連帯・協同でつくる安心・共生の福祉社会」に向けて前進していくための、
実りある討議を2年サイクルの運動の中間年において、活動方針の中間総括と補強についてご論議いただき、
そこからまた来年度の活動につなげて頂きたい」と挨拶されました。
続いて花井事務局長より2016年度活動報告並びに中間総括と課題・補強(案)が提案され、全体で確認されました。
今日、労働運動、労働者自主福祉運動に求められている役割と責任はますます高まっています。
「連帯と協同でつくる安心・共生の福祉社会」の実現に向かって力強い第一歩を踏み出すことを全体で確認し合いました。