2016年12月10日
はたらく人の「みらい・あんしん」学校(第24回労働者福祉学校)
12月10日(土)メルパルク長野において第24回労働者福祉学校が開かれました。
今年は昨年の労働者福祉学校での提案を踏まえ、労働者福祉学校という名称を
〝はたらく人の「みらい・あんしん」学校”と親しみやすい名称に変え、従来の動員型から参加型とし、
一般からより多くの働く皆さんに参加・共感を頂きたいことから学校形式としました。
またカリキュラムも、前半は悩みや不安の多い課題をテーマとした複数のセミナーを
参加者の選択で受講していただき、後半は全体セミナーとして、「これからすべきこと」「やるべきこと」など、
自らの気づきを感じとり、暮らしや働くことに役立てて頂ける内容の講演会を企画しました。
当日は労働団体・事業福祉団体・NPOなど関係団体並びに一般の聴講者を含め
約90名の参加者で行われました。
冒頭のオリエンテーションでは主催者を代表して中山理事長から、
「今日、非正規労働者が4割に達し、年収200万円以下の層が1,100万人を超える状況の中、
日本社会の持続可能性が問われています。
若者から壮年、高齢者に到るまで、あらゆる世代、あらゆる層で格差・貧困が拡大をしている時代だからこそ、
労福協が取り組む生活安心ネットワーク事業の充実・拡大が求められています。
本日のセミナーもこれまでのどちらかと言えば内向きであると指摘されてきた私たちの活動を
より多くの方に知っていただき、共感の輪を拡げていきたいと考え企画した。
労福協を知っていただき、また、労福協とともに歩んで頂ける人が増えるとともに、
参加者一人ひとりが、本日のセミナーの内容を生活の中で活かしていただけるように願っている」
との挨拶がありました。
13時から15時の間は学校形式でセミナーを開催しました。
テーマとして
①住宅取得応援セミナー、
②保障設計の考え方(遺族保障編) (医療保障編)、
③知っておこう個人型確定拠出年金、
④夢をかなえるわが家のライフプラン、
⑤子育て期の女性を応援、
⑥働き盛り世代対象訓練型特殊詐欺対応講座
と6セミナーを設定し、参加者個々人において興味のある二つのセミナーを受講していただきました。
15時からの全体セミナーでは、タレントの松山三四六さんに講師としてお越しいただき、
「輝いて生きるための言霊」と題して講演をして頂きました。
三四六さんご本人のこれまでの経験や人々とのつながりを軸に、人に与えられているミッション(使命)について、
また、私たちが仕事をすること何故大切なのか等について、様々な言葉がもつ意味とその言葉の本質 (言霊)まで掘り下げてお話し頂き、
三四六さんの言葉に対する造詣の深さに感心させられ、瞬く間に時間が過ぎました。
講演の最後には三四六さんと全参加者との記念撮影を行い、〝はたらく人の「みらい・あんしん」学校”を終了しました。
労働者福祉学校として、これまでと大きく変わった取り組み内容であったため、運営については不十分な面が多々あったものの、
セミナーのテーマ設定・時間配分や全体セミナーの内容など参加者の皆さんからは概ね好印象の結果が得られました。
来年度以降周知の方法、期間等の課題改善に努め、更に多くの方に参加いただく取り組みにしてまいります。