活動報告

2008年2月09日

実りある退職後の人生を


実りある退職後の人生を 
県労福協が取り組む生活あんしんネットワーク事業の一環として、塩尻(昨年12月15日、総合文化センター)、上小(2月9日、勤労者福祉センター)両地 区労福協で「生涯生活サポート研修会」を開催しました。参加者は労働組合員や定年を間近かに控えた一般勤労者などで、塩尻では21名、上小では47名が参 加し、熱心に講師の話しに耳を傾けました。
 研修会は、研修①「ライフビジョンについて」青木県労福協専務を講師に定年後や最後の24時間などを通しての生き甲斐の探求。
 研修②「介護の現場から」は全労済介護サービスセンター上村富江所長の老いても生き生き塩尻・上小の両労福協で生涯生活サポート研修会を開催。
 研修③「知らないと損をする退職前後の諸手続き」を岩崎社会労務士から説明を聞き、研修④「セカンドライフの資産形成と医療保障について」は全労済待井 推進企画課長から説明があり、一つとして第二の人生に向けて「収入と支出がどの様に変化していくのか」について確認する「キャッシュフロー表」を作成し、 将来の金銭的な推移(プラスで推移するのかある年齢でマイナスとなってしまうのか)を把握することが大切である。第二として公的保障の基本は「請求主義」 のため、基本的な知識を知っていなければ請求することもできず、事実、公的な医療保険制度で「高額療養費」を請求していない方も発生しています。まずは、 その制度を知っていただきそのうえで公的保障を補う私的準備について考えていただくことをお話しました。
どれも退職を前に考えなければならない重要なポイントです。県労福協はこのような生涯サポート研修会を今後も各地区で開催し、勤労者の生活をサポートしてゆきます。

 

 ★参加者から期待の声!
塩尻会場に参加した千野守正さんより以下の感想が寄せられました。
【ライフビジョンについて】
 定年後の24時間をどう過ごすかを設計する問いかけに、寝る・食べる・テレビのNTTはすぐ書けましたが、空いた時間が埋まりませんでした。趣味の時間 とするにもお金のかかる趣味では生活が出来ませんし、ボランティアをと思っても何をしていいのか、何が出来るのか想像もつきませんでした。普段の生活は仕 事中心ですので、仕事がなくなると時間をもてあましてしまうのが、明白になったと思います。今から定年後を考えて準備をすることの重要性を知りました。
【介護の現場から】
 上村所長のお話は重みがあり大変参考になりました。自分の親はまだ介護が必要ではありませんが、普段の生活の中で、相手(親)のことも考えず、またろく に理解もしないで、ひどい言葉や態度で接していることに気付きました。体力のある自分を基準に考えているため、足の悪い親には負担であることに気付かず、 罵声を浴びせていました。上村所長の言葉に「相手の立場をどれだけわかってやれるか、介護は抵抗するのではなく受け止めること。」とありましたが、知らず 知らずに自己中心的な態度で見ていることを知りました。
【知らないと損をする退職前後の諸手続き】
 定年はまだまだ先のことではありますが、研修を受けてみて、知っていると知らないとでは、大きな差となってくると思います。定年退職は必ず来るものですから、機会がある時に勉強しておくことは大事。また分からないことも研修回数を増やすことで理解が出来ると思います。
 県労福協が中心となって進めている「生活あんしんネットワーク事業」は、我々50代を過ぎると非常に関心  
のある内容であり、相談先を探すにも   大変役立つ取組みだと思います。是非十分な宣伝をしていただき、このような研修会の機会を定期的に開催していただくこと
を期待します。
「上小地区労福協の研修会会」の写真説明は字がわかりやすく写真の中に白抜きでお願いします。

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