活動報告

2010年7月06日

労福協と労金が取り組む生活応援運動


労福協と労金が取り組む生活応援運動
「気づきキャンペーン」で職場体験実習
ジョブながのLSC「就職支援セミナー」

 

いま、厳しい雇用情勢、経済状況の悪化による失業、家計困窮、多重債務、高金利による過払いなどが、大きな社会問題となっている中、7月5日、長野市労済 会館会議室を会場に、就職支援セミナー「早期就職のために!」を開催。長野市内の20代~60代までの求職者ら20名が参加しました。
 セミナー前段では県労福協青木専務が労福協の説明と就職活動のノウハウをパワーポイントを使って説明。その後受講者による面接のロールプレイを行いました。
 就職活動のノウハウでは参加者から「応募書類ではねられてしまう。書類選考に残るにはどうしたらいいのか」などの質問が出され、「採用担当者が書類に目 を通す時間は2分と言われている。この短い時間で熱意と人柄を伝え、この人に会ってみたいと思わせる書類を作らなければならない。ポイントは短い文章で簡 潔に、自分の言葉で、更に直筆で書くのが良い・・・」とアドバイスがされました。また模擬面接では「緊張して基本動作を忘れてしまった。うまく自分の思っ た事をしゃべれなかった」等の反省や「大変良い経験ができた。この経験を活かして頑張りたい」などの感想が出されました。
 今回初めて職場体験実習として労福協、労金が取り組む「生活応援運動」を取り上げ、労金職員のジョブながのLSC佐久の井上相談員と労金OBの平出相談 員から、ろうきんの説明、業務内容や商品の概要を聞き、その後今年度労福協と労金が連携して取り組む「気づきキャンペーン」を題材に、高金利のローン利用 者が窓口に相談に来た場面を想定し、労金職員として相談者に商品を説明し、高金利からの借り換えを勧め、借入申込書を受け付けるまでを受講者が相談者と労 金職員役を演じ、本番さらがらの職場体験実習を行いました。受講者は初めて体験する金融機関の職員に戸惑いながらも真剣に取り組み、また、生活応援運動に 興味を持ったようでした。
 井上相談員は「このような自己啓発の中で“自分を変える努力”により、こうした仕事もできるんだという自信につながったようだ」と、セミナーを振り返え りました。また、スタッフとして参加した若者サポートステーションの野々村相談員から「日頃相談業務で“傾聴・受容・共感”を大切にしている。これはカウ ンセリングの基礎となるもので、相手の話に耳を傾け、その話を受け止め、共感するということ。サービス業や接客業だけでなく、会社内の人間関係や家族・友 人関係においても、人との接し方、向き合い方が大切になってくる。その時にこの言葉を心の隅に留めて、たまには思い出して欲しい」と受講生にアドバイスが ありました。
 今雇用情勢は大変厳しく、求職者の二人に一人しか求人がない状況。また求職者と求人のミスマッチも激しく、なかなか就職に結び付いていない。求職者の視 野を広げるためにも、今後事業団体に協力をいただき、いろいろな業種の体験を求職者に提供することも、早期就職に役立つ支援と言えそうです。 

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