活動報告

2010年10月15日

第18回労働者福祉学校開催


「いまなぜ労働者福祉運動なのか」を再認識

 

去る10月15日、長野市内のホテル犀北館において第18回労働者福祉学校を開催しました。今回は「いまなぜ労働者福祉運動なのか」をメインテーマに開催し、労福協・労働団体・福祉事業団体及びNPO関係者を含め約125人が参加しました。

 

労働者福祉学校は、瀧澤副理事長(労金理事長)の開会挨拶で始まり、近藤理事長(連合長野会長)の主催者を代表しての挨拶がなされました。
 続いて労福協の中心事業である「生活あんしんネットワーク事業」について、第3期(最終期)を迎えた現在の状況と課題が報告されました。特に、青木専務 理事からは新たに作成した「くらし・なんでも相談検索サイト」について積極的に活用いただきたい旨の説明がありました。続いて中央労福協・高橋事務局長か らは「いまなぜ労福協活動なのか」と題し、時代認識、現状の課題、将来の展望を含めた内容で、中でも「労働問題の中心的テーマは労働組合の領域だが、その 周りにある多重債務、就職支援等の生活関連問題は労福協の領域となる。特に、現在の貧困の構造は貧乏プラス孤立であり、孤立させない仕組みで労福協がライ フサポート事業を行っていくことが求められている」と講演をいただきました。また、沖縄県労福協・濱里総合コーディネーターからは「ワンストップサービス とパーソナル・サポート」と題し、沖縄県労福協の事業について報告をいただきました。特に、
 パーソナル・サポートについては「長野県労福協も是非取り組んでいただきたい」と大きな期待が寄せられました。最後に、長野県NPOセンター・山田代表 理事から「地域福祉に求められるシニア世代のパワーと可能性」と題し、NPOの現状と課題及びシニア世代の社会参加のひとつとして「NPO便利屋事業」に ついて講演をいただきました。
前段の県・地区からの4人の報告から後段の3人の講演を通して「いまなぜ労働者福祉運動なのか」を改めて見つめ直すよい機会となりました。

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