活動報告

2010年11月30日

結成50周年記念式典・祝賀会 盛会に開催


本年結成50周年を迎えた長野県労福協は、去る11月30日長野市内のホテルにおいて結成50周年記念式典及び祝賀会を多数の来賓を迎え総勢115名の参加の下、盛会に執り行いました。
 まず青木専務理事が法人格の取得と労働基金との合併について触れ、「今後は福祉はひとつという設立の原点に立ち返り、すべての人の拠り所となるべく、一 層力強く活動を進めてまいります。本日はその節目となる記念式典になるよう皆様方のご協力をお願い申し上げます」と開会のあいさつを行いました。
 続いて県労福協を代表し近藤理事長が挨拶を行い、来賓及び出席者に感謝を述べた後、結成以降の労福協の取組み、またこの50年の社会の変化を振り返り、 県労福協に今求められているのは“地域を基盤とした住民相互の助け合い・支え合う共助の体制”をしっかり根付かせることだとし「生活あんしんネットワーク 事業」を構成団体やNPO団体などと協力して進めていることを紹介。最後に「人と暮らし、環境に優しい福祉社会・自立した持続可能な温かな地域社会」の実 現をめざして、この結成50周年を節目に一層努力を重ね、県労福協の歴史と財産を受け継ぎ、次世代に引き継ぐ責任と役割を自覚し、「福祉はひとつ」の設立 の原点を踏まえ、新たなスタートを切る決意を述べました。
 この後来賓を代表し、長野労働局長本川明氏より祝辞をいただき、県商工労働部労働雇用課長寺澤信行氏が知事からのメッセージを代読されました。最後に中 央労福協副会長遠藤幸男氏より祝辞をいただき、雇用が壊されて、格差と貧困が広がる中、労福協の役割が重要であること、また、長野県労福協のPSへの取り 組みに期待を寄せられました。
 次に司会の青木専務理事により長野県の市町村を代表し長野市鷲沢市長の祝電が披露されました。
 この後青木専務理事より、50周年記念として作成された50周年記念誌『福祉はひとつ』、機関紙縮刷版、記念DVDの紹介が行われ、作成に携わった思いが報告されました。また同時に一般社団法人となったことを記念し作成された新労福協旗の披露も行われました。
 続いて表彰に移り、まず今回の表彰は労福協活動にご尽力をいただいた組織外の方に感謝の意を表し表彰を行うことが説明され、2004年より暮らしなんで も相談「ほっとダイヤル」の主任相談員として様々な相談に対応していただき、また未組織勤労者や離職者の受け皿として設立した「暮らしサポートセンター」 の会長として労福協の発展強化に尽力いただいた佐藤豊弁護士に、近藤理事長より感謝状と記念品が送られました。
 最後に司会の青木専務理事が「日本が“貧困と孤立”の時代を迎えようとしている中、“福祉はひとつ”という創立の原点に立ち返り、人と人との助け合い、支え合いを再構築することを労福協の使命として今後も各種活動に取り組んでいきたい」と決意を述べ式典を終了しました。
 祝賀会はまず記念DVDの放映から始まり、労福協の50年を歴史映像で振り返り、またここ10年間の主な活動、「労福協が動くことで社会が動いてきた」 活動の成果、地区労福協や構成団体などとの連携の様子、また生活あんしんネットワーク事業を中心に、2020年に向かっての労福協の活動の方向性が映像で 映し出されました。出席者からは労福協の歴史、そして活動内容が分かり易くまとめられていると大変好評を得ました。
 DVDの放映後司会の伊藤局長の発声で祝賀会が開会、理事長のあいさつの後中央労福協事務局長代行大塚敏夫氏の乾杯の音頭で祝宴となりました。

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