活動報告

2011年2月19日

「実りあるセカンドライフをめざして」 生涯生活サポート上小地区研修会


生涯生活サポート上小地区研修会
「実りあるセカンドライフをめざして」

 

 2月19日(土)、上田市勤労者福祉センターにおいて、県労福協が取り組む生活あんしんネットワーク事業の一環として、「生涯生活サポート研修会」を開催しました。
 参加者は上小地区で働く労働組合員や定年を間近に控えた勤労者の方々34名で、午前9時からお昼を挿んで5時間半に渡り、熱心に講師の話に耳を傾けました。
下村上小労福協会長の開会挨拶に続き、まず県労福協青木専務理事が、「実りあるセカンドライフをめざして」と題して、約10万時間と言われる退職後の時間 の使い方・気持ちの持ち方等を、頭で考えるだけでなくワークシートを使いながら、書くことにより自覚を高め、その大切さをわかり易く講演されました。特に 退職後の生活設計の基本は「家族」「経済」「健康」の3つとし、この条件が整っていてこそ自らのやりたいことができること、また「定年後の24時間」と 「最後の24時間」を考えることにより、本当に自分がやりたいことは何なのかが見えてくること。実りあるセカンドライフのためには、在職中からの準備が重 要で、自らの生き甲斐、そして社会のためになる生きがいを見つけることがポイントと話されました。
続いて木島社会保険労務士を講師に「知らないと損をする退職前後の諸手続きと相続・遺言」と題し、定年前後に必要となる年金・健康保険・雇用保険・税金の 手続きについて、それぞれ退職数年前からのスケジュールを示し、わかり易くご説明いただきました。退職後は賢い健康保険の選択をすること。雇用保険と年金 の需給関係、再就職した場合の給付金と年金の需給関係、併せて税金については退職金や年金にかかる税金、地方税の注意点など、自分でやらなければならな い、どれも大切な手続きであり受講者も真剣に聞いていました。また、相続・遺言についても具体例を交え説明いただき、大変参考になりました。
 昼食後は、「セカンドライフの資産形成と医療保障について」と題し、全労済太田事業推進部次長より、退職後の収支を比較するキャッシュフロー表から老後 の生活資金の推移を自分で把握することや、必要補償額?(老後の必要額?)では企業補償をよく知ってから、退職後の私的保障を考えること、特に医療保障で は「高額療養費制度」をうまく活用する事、さらには民間の医療保険の着目点について資料をもとに説明がありました。
仕事をしている間は会社が社会保険等の手続きをしてくれていましたが、退職後はすべて自らやらなければなりません。退職後慌てないためにも在職中よりしか るべき準備・手続きをきちんと行い、退職後の生活がより豊かで充実したものとなるよう、引き続き労福協もサポートしてゆきます。

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