活動報告

2012年10月31日

労金・全労済新任運営委員合同研修会開催


~労金・全労済と労働組合の関係再構築にむけて~
 労金・全労済新任運営委員合同研修会開催

 

 10月31日(水)、長野市内のホテルにおいて、2012年度 労金・全労済新任運営委員合同研修会が開催されました。
労金運営委員52名、全労済運営委員30名が参加しました。

 

 研修会は、労働者福祉中央協議会参与の高橋均講師より「協同組合の新たな展開と運営委員の任務について」~労金・全労済と労働組合の関係再構築にむけて~と題して、労金・全労済の参加運営委員に合同で講演をしていただきました。
今年は国際協同組合年であり、労働者自主福祉活動として労働金庫や全労済が誕生した歴史的背景を学びながら、果たす役割を見つめ直し、あたらしい時代の運動の構築を行うべきとの話でした。
 午後からは労金の新任運営委員と全労済の運営委員に分かれてそれぞれで独自の研修会を開催しました。

 

◆労働金庫の研修―ろうきんとは?
 
 労金・新任運営委員研修会では自治労長野県本部執行委員長の髙橋精一講師より「ろうきんはどうしてできたのか」「ろうきん=労働組合の課題と現状認識」「運営委員の皆さんにお願いしたいこと」についてDVDやパワーポイントを用いて講演していただきました。
 参加された新任運営委員の皆さんからは、「大変わかりやすかった」「今後の活動に役立てていきたい」との言葉をいただき大変好評でした。
 グループに分かれての意見交換会では、設定したテーマについて多くのご意見を頂戴できました。「ろうきんをよく知らない」「何をやればいいかわからな い」といった新任運営委員の皆さんに、ろうきんの理念・活動について共感いただき、また他単組の活動事例など参考になったとの感想をいただきました。
 新任運営委員研修の全体を通して、新任運営委員の皆さんが、ろうきんと組合員をつなぐパイプ役として活動いただける有意義な研修会となりました。

 

◆全労済の研修―全労済とは?

 全労済の新任運営委員研修は
①全労済組織と概要
②長野県本部の活動状況および課題
③生活保障設計の実践
の三つのテーマで研修を行いました。
 全労済の運営委員会組織は県下12地区に分かれており、12地区の運営委員が一同に集まる機会自体がそれほど無いため、冒頭の関本部長の挨拶のあと自己紹介をおこないました。
 その後、風間専務執行役員より①について講演をおこないました。この中で共済制度の理念について触れ、なぜ全労済が設立されたか、また、全労済が果たすべき役割を説明しました。 
 ②については太田事業推進部長より運営委員会規定や現在の事業実績について説明をおこないました。
 ③については高山推進企画課長より全労済が運動として現在もっとも力点をおいている保障設計運動の説明をおこない、労働組合の役割として可処分所得の向上を訴えることにより、保障の見直しがなぜ大事なのかを理解いただきました。
 最後は出席者の数名の方に感想をうかがいましたが、今後自身の出身地区に戻り積極的な活動をおこないたいという力強い言葉をいただきました。

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